オレンジジュース時間通りなら 空港に着いているころ ボクはホテルの中庭でキミを待っている パームツリーが揺れる カリフォリニアの空はいつも青い ななめ横に座っているマダムが微笑んだ 膝のうえの猫も同じように笑った。 チェシャキャットのようだ とボクも笑った 陽気なメキシカンのボーイが ボクのテーブルにメッセージを置く そのアーモンドの瞳(め)は 幸福しか運ばない使者のようだ 便箋を開くと 「決心がつかなかったの」 マダムの猫がするりと膝から滑り降りる ボクは笑う ねぇ、オレンジジュースじゃ酔えないよ。。。。 戻る |